中級おやぢの「テニ馬鹿日誌」

元yahoo!ブログから来ました。

USオープン男子決勝 ジョコビッチvsフェデラー

1週間遅れてやっと録画しておいたのを見ました。

終始、攻撃しまくるフェデラーとそれに耐えつつ「守り攻める」ジョコビッチの図式でしたが、やはりこの2人は他とレベルが違う。明らかなミスショットが少なく、ほとんどのショットがラインに掛かっているかいないかという世界。ありえねーハイレベルな攻防が続く。
スコアを見ないで見ていたらフェデラーの方が勝っているんじゃないかと思うくらい優勢に試合を進めていたが、ゲームポイントを我慢して我慢してしぶとく取るジョコビッチに最終的には軍配が上がりました。
セットカウントでは3-1でしたが、フェデラーが勝ったとしても全くおかしくないくらい攻めていた。圧巻はそれを跳ね返し続けたジョコビッチの守備力。お互いがお互いの良いところを引き出しあう見事なバランス。残念ながら錦織くんはまだあそこの境地には来てないなぁ。


もう一つこの試合で特筆すべきは男子シングルス決勝発の女性チェアアンパイア。お名前は失念してしまいましたが、物凄い目が良い。実に的確なタイミングでオーバールールを掛けるのです。それにフェデラーがチャレンジするのですが、全てがこの主審のジャッジ通り。凄かった。また会場のほとんどがフェデラーを応援している雰囲気で、ジョコビッチがサービスに入ろうとする瞬間に観客席から声が聞こえたりした際に、ビシッと「please 」(Quiet, please の意味)と制していた。ある意味あの空気を作り出していた大きな要因の一つであることは間違いありません。


久しぶりに見応えのある試合でした。